約 3,959,827 件
https://w.atwiki.jp/woofer/pages/71.html
以下はhttp //www35.atwiki.jp/woofer/pages/69.htmlから引用 イベント - 輝け!2007字幕職人大賞 html( ) * html( 輝け!2007字幕職人大賞) ** space(1)結果発表 評価された皆様、おめでとうございます。 約3ヶ月間にわたって、このイベントにお付き合い頂いた全ての方に感謝いたします。 本当にありがとうございました。 今後とも「字幕.in」を通じて、皆様とお付き合いさせて下さいませ。 #image(r03.gif,height=213,width=283) ** space(2)ノミネート者 一覧 b(){今回ノミネートさせて頂いた字幕職人の作品を、どうぞご覧ください。} |ノミネート者名 space(8) | 作品 || |3.6牛乳| http //jimaku.in/w/kOC0uzV2HAE/Vbsy_A_dK_e| |Drいいs| http //jimaku.in/user/0077| |mdway | http //jimaku.in/w/oHY-yDLRhbs/00xXcnIrIGY | |Trader@Live!| http //jimaku.in/w/o_ff46b58Hk/XPGLz_Ejrok | |ばぶ太郎 | http //jimaku.in/user/keita0503 | |副長 | http //jimaku.in/user/fukusho78 | |弁護士先生 | http //jimaku.in/user/ynk | |摩天楼 | http //jimaku.in/user/hybridhills | |れいのひと | http //jimaku.in/user/reinohito | |レア率強化 | http //jimaku.in/user/volwolf | ** space(2)補 足 [[記録として残しておくもの http //www35.atwiki.jp/woofer/pages/62.html]] ** space(2)開催概要 + font(#0000ff){タイトル} 輝け!2007字幕職人大賞 + font(#0000ff){目 space(5)的} 2007年1月から始まった「字幕.in」で、
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1868.html
(投稿者:怨是) 間もなく敵はやってくる。向かい風の大元である曲がり角へと疾走し、ヴィーザルを向けた。斯くして刃に勢いを削がれた逃亡者は、立ち止まった。正確には直前まで低空で飛行していたのを止め、地面に降り立った。ブロンドの長髪に大きなサングラス、白いブラウスに紫のタイトスカート、黒いハイヒール、牛革製のバッグという出で立ちは、逃亡者としてはおよそ似つかわしくない。なるほど、よく出来た変装だ。こういう装いの女性はくたびれた表情で電車の座席に座っているのをよく見かけるが、この戦場に相応しい存在では無いのだ。 「追い詰めましたよ、黒旗のMAID!」 「……! 畜生」 「見た目は誤魔化せても、所作までは欺けません。大人しく捕まりなさい!」 黒い槍、ヴィーザルの刃先が昼下がりの陽光に反射し、煌めいた。悪魔の翼を切り落とすには十分すぎる鋭さを以て標的を威圧するそれは、アースラウグが生まれてから一度も遠くへ手放した事の無いこの槍は、母の形見だ。柄も、刃も、装飾も、かつて母が使っていた頃の面影を残している。写真でしか見る事の叶わぬ母を身近に感じ取る事の出来る、唯一の存在だ。これを両手に握っていれば、自ずと闘志は燃え上がる。 「い、嫌だね! やっと逃げ切れると思っていた所だってのに!」 追い詰められた標的は、じりじりと後ずさりした。もう少しだ。この商店街にはガラス張りの屋根(アーケード)がある。だから彼女は高く飛ばなかった。屋根を支える柱に激突し、その結果として逃げ場を自分で潰してしまう事を恐れているのだろう。 「待ちなさい!」 アースラウグはなるべく相手の腸(はらわた)に当たらない場所を選び、ヴィーザルで勢い良く突こうとしたが、経験の不足が仇となって命中しなかった。標的はふわりと浮かび上がり、後ろに避けたのだ。のみならず、バッグから黒く光る金属の塊を取り出し、こちらに構えていた。 「――! ボウガン……!」 「頼むからあまり動かないでおくれよ、軍神様。間違って殺しちまうのは、好きじゃないんだ」 「アースラウグ様! ……卑劣な黒旗MAID、わたくし達のアースラウグ様に何をなさるおつもりですか」 「アンタがアタシに手出しするそぶりを見せたら、この小さくて可愛い軍神様の額に穴が開く。二人揃って背を向けりゃ、アタシはここから居なくなる。飼い主の居なくなった犬ってのはねぇ、寂しいもんだよ。乗るかい?」 彼女は本質的に理解している。アースラウグが失われた時、同時にアドレーゼを敗北させる事を可能とする、と。アドレーゼはアースラウグの従者であり、ジークフリートが居ない場合は必ず傍らに付き、代わって守護する役を担っている。それをこの空戦MAIDは何処かで知っていたのだ。 ボウガンの銃口から漂う死の予感は、つい先程までアースラウグがこのMAIDに与えていたものと同等のものだろうか。答えは『否』であると、神々が告げていた。バイクの音が、彼女の後ろから聞こえてくる。挟撃に成功したのだ。 「甘い!」 シャルティはバイクから飛び立つや否や、標的の背を斬り付ける。 「っととと」 その一閃は命中こそしなかったものの、ボウガンの銃口を逸らし、優位にあった黒旗MAIDの体勢を崩した。 「アースラウグ、下がれ!」 「はい!」 剣と鞘の二刀流、それがシャルティの導き出した速さへの答えだ。剣一本分の重量は無視しがたいものだ。それでいて、鞘を高速で振った際の威力はGの分厚い外殻を砕くには充分すぎる。疾風を纏った一撃が何度も繰り返され、その度に標的の口元は恐怖に引き攣った。 「この国の生まれでは無かろうと、元居た場所を裏切り、黒旗に付いた。その罪を私は許さない」 「許そうが、許すまいが、そんなの、アンタの、感情の都合だろ!」 シャルティが次々と繰り出す一撃を黒旗MAIDは丁寧に避け、自らの頭髪を掴み、シャルティの顔へ投げ付けた。投げ付けられた金髪はかつらで、その下には無造作に切られた黒髪があった。構えたボウガンを決して降ろさずに、空いた左手でサングラスを上げ、標的は緑色の瞳から疎ましげな表情を滲ませた。 「――ッ!」 「アタシが空を飛べる事、忘れてたのかい? さてと、見逃しておくれよ。後ちょっとなんだ」 「それは叶わん望みだ」 「は?」 傾きかけた日差しから、軍勢が現れる。青銅を思わせる分厚い鎧に包まれた大男――テオドリクスと、モスグリーンの軍服に包まれた兵士達――エントリヒ帝国国防陸軍の歩兵達が戦車と共に数十名、小銃を片手に駆け足でやってきたのだ。有り合わせだけで間に合わせる黒旗とは、根本からして異なる。軍勢の長であるグレゴール・フォン・シュタイエルマルクがサーベルを引き抜き、標的へと向けた。 「エントリヒ帝国国防陸軍中将、グレゴール・フォン・シュタイエルマルク! ならびに陸軍MALE、テオドリクスが貴様を止めてみせる! 帝都に弓引く不逞の輩め、覚悟!」 「面倒な奴がまた増えた……」 「さぁ皆、敵は目前だ。ここで力を合わせ、新たなる悪の芽を打ち砕くぞ!」 「承知した」 テオドリクスは巨大な斧を振り上げ、目に追えぬ速さで突撃した。石畳を抉って掬い取り、斧の勢いに乗せてそれを投げ飛ばす。商店街の屋根に当たり、砕け散った石畳とガラスとが、雨の様に降り注ぐ。標的の服は瞬く間に土砂で黒く汚れた。小銃が次々と放たれ、空への逃げ道を奪った。弾丸の圧力に、徐々に地面へと落とされた標的に、刃が掛かる。 「冗談じゃないよ」 毒突く黒旗MAIDのボウガンより放たれた矢は、誰にも命中しなかった。苦し紛れで引き金を引いたところで、誰も貫けはしないのだ。黒旗MAIDもそれに気付いているらしく、再び矢を装填してからは、一度も狙うそぶりを見せない。雨の如き銃撃は止まった。黒旗MAIDが地上に降り立った時点で彼らはやめる必要がある。味方に誤射する危険を回避する為だ。功を焦らず、来たる時に備えて待機し続ける彼らの姿は、兵士としての規範を体現していた。 「もう逃げ場は何処にも無いぞ、黒旗!」 「アタシは黒旗なんかじゃない。マーヴだ。ちゃんと名前で呼んで欲しいね」 「黒旗に属している以上、貴女は黒旗を冠するMAIDとして存在します。その事実を覆す事は出来ません」 アドレーゼの刃からワイヤーが伸び、マーヴと名乗ったMAIDの頬を掠めた。その隙にテオドリクス、シャルティが同時に武器を振り下ろすも、それらはマーヴに届かなかった。マーヴは背中から翼を展開し、それらを押し留めたのだ。マーヴは再びボウガンをアースラウグに向け、アドレーゼを牽制している。 「意味が解らないね。じゃあ親衛隊の意思がそのままアンタ達の意思になるってのかい? 違うだろ」 「僅かな差異はあれど、最終的には組織に帰属します。わたくし達は帝国の為に戦っているのです」 「だったらGと戦ってな! それがMAIDの仕事だろ!」 マーヴの発生させた風圧に、アースラウグは吹き飛ばされた。鎧に守られたこの身体に傷は付かなかったが、壁に叩き付けられて内臓が萎縮する。脚が震えて立ち上がれない。その間にも激戦は続いた。 風圧に耐えきったテオドリクスと、彼の陰に隠れる事で上手くやり過ごしたシャルティは交互にマーヴへの攻撃を試みる。熟練したMAIDは低空飛行するフライ級Gまで切り落とす事をやってのけるらしいが、目の前の二人は正にそれを思い起こさせる戦いぶりを見せていた。蹴られながらも刀身で牽制し、鞘で打撃を与えるシャルティと、巨大な斧を活かして退路を塞ぐテオドリクス。互いの特性を熟知していなければ、この様な戦い方は実現し得なかっただろう。 「さっきから黙りこくってる鎧野郎、アンタも何か云ったらどうなんだい!」 「……何も語るまい」 「この野郎!」 空戦MAIDである事を利用した、空中からの両足の蹴りはしかし、テオドリクスの分厚い鎧には全く届かない。ヒールは折れ、スカートも横に切れ目が入る。マーヴのみじめな様相を、アースラウグは緩慢に立ち上がりながら眺めた。 マーヴのバッグは意外と大きな物だったらしく、今度はボウガンではなく、二丁の短機関銃を取り出した。既に装填済みであり、引き金を引いた瞬間に弾幕が暴れた。その最中に在ってもシャルティ、テオドリクスの両名は冷静で、シャルティはテオドリクスの背後へと素早く跳躍する。アドレーゼはアースラウグの前に立ち、弾丸の一発一発を両断、無力化した。 「やっと針の穴を見付けたよ」 突如、マーヴは勝ち誇った様な微笑みを浮かべた。アースラウグは初め、彼女が何を思って勝利を確信したのか解らなかった。が、シャルティとテオドリクス、アドレーゼが焦って路地へ近付くのを見て理解してしまった。無意味な悪足掻きに見えたマーヴの行動は、実は少しずつではあるが抜け道の路地へと近付いていたのだ。消耗した彼女らでは、高速で飛行するマーヴに追い付けない。誰もが諦めかけたその時、路地からも後ずさりするマーヴが見えた。 「たった一人の退路を塞ぐ程度、造作も無い事よ」 路地より現れたのはシュタイエルマルク中将だった。中将の拳銃は、マーヴの額を狙っている。すかさずシャルティがマーヴを後ろから組み伏せ、捕縛した。ほんの数秒の出来事だった。もはやマーヴは悪態を突く気力も無いらしく、歯を食い縛って俯いている。シャルティはテオドリクスに目配せしながら硬質ワイヤー繊維を編み込んだ特殊ロープでマーヴを後ろ手に縛っている。テオドリクスはマーヴが抵抗しない様、彼女の首元を片手でしっかりと掴んでいた。やがて縛り終えると、シュタイエルマルク中将が対象の捕獲を伝える通信を入れた。 ややあってから、親衛隊の車が何台か到着する。その内の一台から降りてきた見知らぬ男は、端整な顔立ちながらエントリヒ帝国の人種とは異なる雰囲気を見せた。 「貴殿らの協力に感謝する。私はクロッセル連合王国空軍、MAID技術研究部のジラルド・エヴァンス中尉だ」 ジラルドと名乗った男の声に気付いたマーヴは、そちらへ顔を向けた。知り合いだろうか。アースラウグは両者の顔を交互に見比べた。ジラルドは感慨深いといった面持ちで、再会を喜んでいる様に見えた。対するマーヴはジラルドの感情に反比例して、心底鬱陶しいと言外に語っている顔をしている。 「おや。どういう巡り合わせだい? アンタ、風の噂じゃ辞めさせられたって話じゃないか」 「戦場はまだ、私を求めてくれていたのだ。さぁ、マーヴ。帰ろう。お前の力はこんな事に使われてはならない。思い出せ、マーヴ。お前の力は多くの者を救い、この世界に希望を与える為に在った筈だ」 ジラルドの語るマーヴへの望みは、アースラウグの役目と全く同じだった。が、マーヴはそれを受け入れるつもりは無いらしく、舌を出して抵抗の意思すら見せた。 「真っ平御免だよ。エヴァンス中尉殿。アタシはアンタの為に空を飛んでるワケじゃないんだ」 「ならば、黒旗の理想の為か?」 「それも違うね。アタシは誰のものでもない、アタシだけの空を飛びたいんだ。アンタがヒギンズ教授でアタシがイライザ・ドゥーリトル。アタシがお空のフレディと逢い引きしたら、マイフェアレディは消え失せるのさ。2月21日のあの日の様にね」 「でも、貴女は捕まっている。それでも貴女は、逃げ切れると云うのですか」 「舐めるんじゃないよ。国を抱えてたら、空は速くは飛べないものさね」 マーヴは一瞬の隙を突いて、ジラルドを両足で抱えて飛び立ち、ガラス屋根を突き破った。そのまま、ジラルドはマーヴに捨てられてゴミ置き場に転落した。 「ぐ、うおぉ!」 「ジラルドさん!」 アースラウグはジラルドに駆け寄り、抱き起こした。シャルティも彼の元へと走り、脈拍を測っている。マーヴはと云えば、屋根の基部に座ってこちらを見下ろしていた。双眸に宿る冷ややかな光は、こちらに対する侮蔑か。残念ながら、陸軍に支給された精度の低い小銃では、彼女の表情を崩すには至らなかった。空襲に備えて頑丈に作られたガラスを用いている為、テオドリクス程の怪力の持ち主で無ければ、或いはマーヴがやってのけた様に勢いを乗せた突進で無ければ、突き破る事も叶わない。そんな強化ガラスにジラルドは頭を強打し、二階分の高さから転落したのだ。 「ジラルドさんは、まさか今ので……」 ジラルドの安否をアースラウグは問うた。 「息はしている。それより奴を」 「はい!」 航空部隊の機関銃が屋根を貫く。マーヴはそれを縫う様にして避け、建物の中に飛び込んだ。階下からアースラウグ、アドレーゼ、シャルティも追い上げる。突入可能な箇所が一つだけの為、陸軍の歩兵部隊は最小限の人員がバックアップとしてそれに続いた。 瓦礫の散らばった建物ではあるが、階段は辛うじて生きていた。駆け上ったその先のオフィスに、マーヴは居た。窓に残ったガラス片で縄を千切ったのだろう。窓の周辺に散らばった縄がそれを物語っていた。何処までも狡猾な裏切り者……アースラウグにとって、マーヴは赦しがたい存在の一つとなった。 「しつこい奴らだねぇ」 「貴女は敵です。追わない理由はありますか!」 「敵、ねぇ。アンタはアタシと同じだよ。“伝説”という飾りを無理やり着せられてるんだ」 更に上へと続く階段へと逃げ込んだマーヴは、物陰から短機関銃を乱射する。穴だらけになった書類の山が周囲に散乱した。歩兵の一人が手榴弾をマーヴへ向けて投げる。階段付近の壁はすぐに崩れたが、マーヴはとっくに階段を上りきっている。アースラウグはそれを瞬時に見極め、銃撃をやめさせて駆け上った。頭上からの弾丸がアースラウグの足下を穿つ。 「私は亡き母様の為に、そして帝国の為に戦っている。自分に与えられた役割を拒否して、私利私欲の為に戦う貴女とは違います」 「悲しいね。出会い方さえ間違えなければ、友達にもなれたかもしれないってのに。それじゃあアタシは対岸から指を差されて笑われる、道化になるしかないじゃないのさ!」 幾つもの手榴弾が階段に撒かれ、炸裂と同時に背後の階段は使い物にならなくなった。後方より警戒していた仲間達はもうこの先に辿り着けない。戦いは実質、アースラウグとマーヴの勝負となった。 「親の七光りですらないんだよ、アンタのは。全部作り物だ。アンタの役割も、アンタのママにまつわる伝説も何もかも、夢見がちな誰かさんが勝手に作ったおとぎ話だ! 気付け!」 「違う。全然違う! 母様は偉大だった! 語り継がれている以上、それは作り話なんかじゃない! ジラルドさんは貴女に、多くの人々を救って欲しいと願ったんです! 誰かを救う事……それがどれだけ尊い事か、お気付きでないのですか!」 「余計なお世話だよ。幾ら綺麗事で塗り固めたって、結局は生みの親の自己顕示欲に服を着せただけさね!」 何たる云い草か。短機関銃より発せられる銃弾の軌道と同じくして、彼女の言葉もまた乱雑極まるものだった。手持ちの短機関銃の弾切れを察知したマーヴは舌打ちし、それらを投げ捨て、ボウガンへと持ち替えた。 好機だ。アースラウグはすかさずヴィーザルの届く範囲まで肉薄する。マーヴへ近付けば近付く程、彼女の憎悪は肌に突き刺さった。 「どうしてもっと素直に受け入れないんですか!」 「アンタにとっては悪口だけど、アタシにとっちゃそれが現実だからさ!」 現実に怯え、現実を嫌悪し、現実に泥を塗りたくる。自分が攻撃する上で都合の良い形に現実を歪めて解釈し、罵詈雑言の限りを尽くす。それが彼女の涙無き慟哭の正体だ。 「貴女が思っている程、現実は冷酷ではありません!」 「そりゃあ冷酷じゃないだろうさ! 温室育ちにとっての現実ってのは!」 「親衛隊を温室呼ばわりするなんて……! こうして貴女が黒旗に合流するのを未然に防ぎ、一度は捕まえたのも、親衛隊あっての功績です。そして、空では帝都防空飛行隊と帝国空軍が貴女を包囲している! 数少ない情報の中でここまでの布陣を敷いた明察ぶりをして、貴女は温室と呼ぶつもりですか!」 「あすこの野郎共はアタシらの何を知ってるのさ。結局はラードの詰まったド低脳の分際で、その明察ぶりとやらを褒めて貰いたいだけじゃないか」 譲歩や対話に関する全てを諦めた顔だろうか。一瞬だけ垣間見たマーヴの笑みは清々しく、また物悲しくも見えた。 「ぐ!」 ガラス片が顔の所々を切り裂く感覚と同時に、アースラウグは両足から地面を失った。代わりに、片腕を強く掴まれる感触と風に煽られる恐怖とが、闘志の悉くを奪った。 「アンタみたいなのを殺す時、いつも嫌な気分にさせられる……どうしてくたばる前に夢から醒めてくれないんだ、ってね」 「空に……! 私を人質にするつもりですか!」 「そんな生易しい話だと思うかい? 確かに追い詰められたのはアタシさ。でもね、アンタの重要性をアタシは知っている。今のうちにとっととくたばって貰えば、アンタは神にすらなれない。こうして掴んでりゃ、誰もアタシを狙えない。今この瞬間で最も賢い殺し方――それは、このままアタシが手を離しちまう事さ」 血の気が引いた。マーヴは口元を笑わせていたが、両目から発せられる殺意は、さながら異教徒を絞首刑にかけんとする異端審問官だった。周囲を飛び回る戦闘機も、帝都防空飛行隊も、手出し出来ないで居る。完全にマーヴの独壇場と化したこの空は、誰にも打ち破れない。この高さから落とされれば、鎧の重量も相まって、アースラウグは地面に到達した瞬間に肉片へと姿を変えるだろう。自らの胸に燃やす信念も、これから先に訪れさせねばならない未来を見る機会も、そうなっては永遠に失われてしまう。間近に迫った死の恐怖を、アースラウグは初めて痛感した。 「ひ、やめ……」 「威勢がいいのは最初だけ。結局アンタも同じだ。いざ殺されそうになると決まって、涙を浮かべて命乞いをする」 「こんな事をして、何が望みなのですか!」 「何だと思う? 一発で当てたら静かに降ろしてやるよ」 「……」 彼女は何を思ってアースラウグを宙吊りにし、死の淵へと追い遣らんとしているのか。よく考えて答えねばなるまい。下手な憶測で答えようものなら、一瞬で彼女の機嫌を損ねてしまう。彼女の主張を認めると云うべきなのか。否、アースラウグの価値を知っていると彼女は云っているものの、彼女の口ぶりからすれば、アースラウグの発言力は低いと思われている。では何だ。自尊心の高い彼女の事だ。下手な慰めの言葉など求めてはいない。ひっきりなしに悲鳴の上がる鼓動に惑わされ、思考が分解してしまう。マーヴはそんなアースラウグの困窮した頭脳などお構いなしに、腕を揺らして急かしてくる。 「時間切れになっちまうよ。ほら、さっさと答えな!」 「貴女を見逃せば、いいのですか……」 アースラウグは堪えかねて、答えた。気付けば帝都から随分離れた丘陵地帯の上空に居た。長い沈黙が続いた。この季節の空はヴォストルージアからベーエルデーへと流れる低気圧の影響で強風が吹き荒れているにも拘わらず、アースラウグの耳には一切の音が届かなかった。眩ゆい夕日も、それに照らされた雲も、数少ない選択肢の中から正解らしき回答を探し、それが正解であって欲しいと願うアースラウグにとって、何ら感慨を抱かせるものではなかった。 「……」 「……」 沈黙は尚も続く。この角度では細かい表情まで察する事は出来ない。怒り故に一言も話したくないのか、悲しみ故に言葉を失ってしまったのか、帝国で名の知れたMAIDの一人をいよいよ仕留められるという喜びを隠しているのか。俯きたくない。その思いがアースラウグの瞼を閉じさせた。もう終わりかもしれないのだ。せめて己の身体が叩き付けられたトマトの様に無残な姿になるのを眺めずに済む方法を選びたかった。短絡的ではあるが、恐怖心は幾らか薄れた。殺すなら殺せ。 しかし、その時は訪れなかった。代わりに、マーヴの溜め息が風の音に混じって聞こえた。 「……まぁ、いいさ」 「え?」 「おまけで正解という事にしてやるよ。ただ一つ付け足すよけども、本当はね、境遇の似ているアンタを嫌いになりたくはないんだ」 地面との距離は少しずつではあるが近付いている。マーヴはもう、アースラウグを殺そうとは思っていない。その証拠に、マーヴはアースラウグの腕を両手で掴んでいた。丘陵の一際大きな木の根元に降ろされたアースラウグは、肩で息を切らせながら、捕まれていた時に一度とて使う機会を得られなかったヴィーザルを両手で強く抱き、その場にへたり込んだ。 「さて、邪魔が入る前にアタシは消えるとするかね……あばよ、お嬢ちゃん。アタシはアタシなりのやり方で行くよ。ボロクズと一緒に掃き溜めにブチ込まれるのはその後……さ」 落ち葉を散らして飛び去るマーヴを、アースラウグは呆然と見送った。一陣の風と称すにはあまりに黒いそれを、目で追う事は叶わなかった。 「マーヴ、どうして……」 彼女の手は震えていた。その理由を察する術は無いが、去り際に確かに見せた寂しげな表情は、何故か脳裏から離れようとしなかった。 両足は骨が抜けたかの様に動きを止め、上空という非現実的空間から戻った頭脳はもやが掛かって意識が拡散する。何処を見る訳でも無く、アースラウグはぽかんと口を開けたまま呼吸を整えようとしていた。 そうしている内に、顔面蒼白になったアドレーゼが足をもつれさせそうになりながらも走ってきていた。かなり急いでいたに違いない。編んで纏めてあった髪がすっかりほどけ、乱れている。それを心配していられる余裕は、今のアースラウグには無い。 「間に合った……! アースラウグ様、お怪我はありませんか!」 「大丈夫です。が、取り逃がしてしまった彼女はどうすれば」 「残念ながら、あれは囮でした。本命となる黒旗本部の連中は既に、G-GHQが保護を……! 彼らは、無許可で黒旗のMAIDに攻撃した事をG-GHQに直訴したとの事です!」 「そんな!」 愕然と云う言葉では表しきれない驚愕が、アースラウグの精神を殴打した。 「では、私達は何の為に戦ったのですか!」 「解りません……ただ、G-GHQによれば、拘束した黒旗兵の身柄を引き渡せば、今回の件は水に流すと」 「こんな理不尽が、在ってたまりますか……!」 物量も、精神も、何もかもに於いて勝っている筈なのに、黒旗は一向に潰える気配を見せない。それは、彼らとG-GHQの取り交わした不可侵条約が一枚の巨大な壁となって立ち塞がっている為だった。これを破らねば何処へも進めない。 そも、黒旗とてかなりの損害が出ているのだ。それをG-GHQは身柄の引き渡しだけで全てを解決しようとしている。彼ら黒旗がそれだけの措置で収まってくれる筈が無い。虎視眈々と復讐の機会を伺い、攻勢に出てくる日が必ず来るに違いない。それをG-GHQは如何にして律するつもりなのか。 自由を求めたマーヴの翼を折り、弄んだあの黒旗が、この程度で手を緩める訳が無い。立ち塞がる壁を粉砕せねば、帝国に降り掛かる悲劇は止まないだろう。ヴィーザルを杖に、アースラウグは立ち上がる。 「アドレーゼ。黒旗を、G-GHQから引き剥がしましょう」 「何処までもお供致しますわ」 力強く頷いたアドレーゼに、アースラウグは漸く感情を取り戻した。志半ばで倒れた母の後を継ぐならば、帝国の安寧を得る為に、まずは立ち上がらねばならない。アースラウグは己を鼓舞した。 「戻りましょう。母様の、帝都へ」 ――だが、この時点ではアースラウグは気付かなかった。波乱の火種は黒旗のみでは無かったのだ。
https://w.atwiki.jp/hevenburnsred/pages/122.html
基本情報 Vocal:XAI 鈴木このみ Scream:Ayumu(Serenity in Murder) 作詞作曲:麻枝准 編曲:吉田穣 Bass:蛇石徹 Drums:Hiroki other instruments programming:吉田穣 ムービー: ストーリーイベント「この星に紡ぐ一手」Day03 午前1 + フル 歌詞 It rains! 期せずして降る雨だ なにもかも洗って 散々濡れて震えて さらに鼓動の音も奪われ 意識も遠くなる 雨は段々強さを増して 肌を激しく打って流れた もうどこに居るか それもわからない Still rains! 季節なら死んだまま 不思議だな 綺麗だ ざんざんもっと降ればいい さらに嵐にでもなればいい 風邪を召さぬよう どんな罰を受けたら終わるの 心の中だけは干上がって やけに冷静で 視界だけ歪む ああ まだ歌ってもいいかい いつか届けばいいな ああ また空が開けたなら 行こう 影踏みをしながら Always rains! きみだけに伝えたい この夢の皮肉さ 散々もっと暴れて いっそ泥にまみれて踊って いつか冷めちゃって 雨は段々強さを増して 肌を激しく打って流れた もうきみが誰か それもわからない ああ まだここに居ていいかい 正気を取り戻したい そうして空が開けたなら 行こう 影踏みをしながら 鼻歌歌って
https://w.atwiki.jp/rolling_star/pages/7.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/mainichi-matome/pages/1820.html
JDorama.com http //www.jdorama.com/ ドメイン管理者の国はシンガポール Q:誰がウェブサイトを所有しているか? A:シンガポールの日本のドラマ愛好家。 Kegareta Shita [汚れた舌] 部分転載:http //www.jdorama.com/drama.936.htm "Naoko s Filthy Tongue has fans licking lips" Yu Yamada gets leg over actor Shun Oguri to get leg up in career http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=766917#766917 The Nakamura-Takeuchi split she gets the kid, alimony and a new career, he gets hosed 部分転載:http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=748428#748428 Sexy thespian Tomoko Yamaguchi uses booby trap to snare audience for TV show http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=727787#727787 Offbeat panty bar offers uninhibited lust with the improper stranger http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=695445#695445 How low can they go? Pseudo pedo-porn peddlers loll in lascivious limbo http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=682741#682741 Sulky Erika Sawajiri not quite big enough to pull off prima donna pouting http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=681841#681841 Catfights common as females fiercely flay one other in the workplace http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=674719#674719 Latest Akihabara geek fetish? One-eyed virginal maid mummies http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=668311#668311 Kumi Koda Masahiro Nakai getting intimate while SMAP and Avex just flirt http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=668297#668297 Queen of the cover girls asked to turn over a new leaf http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=665191#665191 Stressed teachers indulging their wild sides with coworkers, parents -- and students http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=656423#656423 Egos, abortion or mutts -- what caused the Ayu-Nagase split? http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=654386#654386 Train Cafe takes hands-on approach in fight against molesting http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=653907#653907 Money burning a hole in your pocket? Learn how to flash the cash, Hamasaki-style http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=624491#624491 Koyuki set to return after agency agonies kick her out of the spotlight http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=616856#616856 Seafood fanatics forget fugu you ve a new poison to pick http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=545719#545719 Tell-all actress blasts Japanese showbiz world http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=539736#539736 Train Cafe takes hands-on approach in fight against molesting http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=514919#514919 Supermodel suffers slings and arrows of outrageous fortune http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=514591#514591 Pesky perverts pry on otaku s dolled-up maids http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=515120#515120 English teaching DVDs get low down and dirty http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=509986#509986 Top baseball commentator the latest to strike out in NTVs string of sex scandals http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=490833#490833 Train Cafe takes hands-on approach in fight against molesting http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=487938#487938 Yumiko Shaku s romantic dreams exposed by legendarily leaky lover http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=449401#449401 One, two, poo in your shoe; three, four, wee on the floor http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=449092#449092 Good girl pays the price for being naughty instead of nice http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=440187#440187 Hand jiving pro-wrestler Koriki is the foul face of new cute http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=439126#439126 Sex workers on the ball with World Cup fever http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=420100#420100 Fallen Horiemon s new digs -- 3 tatami mats with bento and butt service 部分転載:http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=363876#363876 Pop-culture vultures spy cracks in famous family unit http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=353222#353222 Memoirs of a cocksure Kyoto rickshaw runner http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=339494#339494 Norika gets Octopussy-whipped over her Bond-age fantasy http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=337494#337494 TV dramas inspire privileged princesses to dress up lives as nightclub hostesses http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=323420#323420 Butchered kisses give man-eating Yuko taste of success http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=314689#314689 Fresh-faced drama queen told to act her age http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=312603#312603 Mobile phones making a monkey out of Japanese http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=310820#310820 From past beauty to buddy pregnancy, changes transform Japanese ladies lexicons 部分転載:http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=306291#306291 Gal geeks jump aboard hip to be square boom http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=271017#271017 Sweaty, smelly, cramped commuters squashed into state of rail rage http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=268288#268288 Bold women bathers spring the trapdoor of love http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=215808#215808 Guitar-wielding boyfriend strums Takako s chord http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=171495#171495 Naoko s Filthy Tongue has fans licking lips 部分転載:http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=163607#163607 Chocolate-flavored potato chips not hard to swallow http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=128715#128715 Kimutaku canned for walking tall at Cannes http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=99350#99350 Newborn won t stop rebirth of Ryoko s TV career http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=84557#84557 Ripe-figured Kyoka appears ready to bare fruit http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=72286#72286 Hirosue Ryoko shoots self in foot with shotgun wedding http //www.jdorama.com/viewtopic.php?p=42339#42339 関連ページ Catfights common as females fiercely flay one other in the workplace English teaching DVDs get low down and dirty Good girl pays the price for being naughty instead of nice How low can they go? Pseudo pedo-porn peddlers loll in lascivious limbo Latest Akihabara geek fetish? One-eyed virginal maid mummies Offbeat 'panty bar' offers uninhibited lust with the improper stranger One, Two, Poo in Your Shoe; Three, Four, Wee on the Floor Pesky perverts pry on otaku's dolled-up maids Sex workers on the ball with World Cup fever Stressed teachers indulging their wild sides with coworkers, parents -- and Top baseball commentator the latest to strike out in NTVs string of sex scandals WaiWaiの記事を転載した英語サイト:J 毎日新聞謝罪記事の問題点
https://w.atwiki.jp/bemanilyrics/pages/181.html
In Scottish Highlands/Thomas Howard Lichtenstein I went-a-walking In Scottish Highlands to the Inverness many years gone by I went-a-walking In Scottish Highlands Then I climbed aboard a fishing boat To the Isle of Skye I don't play the bagpipes or wear a kilt I'm not of the olden days But I must respect the blood that was spilled For freedom and for the olden ways So when I'm walking In Scottish Highlands I can feel the history in the lands And while I'm walking These Scottish Highlands All the earth is a mystery Running through my hands I don't play the bagpipes or wear a kilt I'm not of the olden days But I must respect the blood that was spilled For freedom and for the olden ways You'll see us walking In scottish Highlands to the Inverness of the years gone by Yes, I'll be walking In Scottish Highlands Then we'll climb aboard a fishing boat To the Isle of Skye
https://w.atwiki.jp/eigoman/pages/14.html
in 「~の中に」:限られた範囲内にいること
https://w.atwiki.jp/nejitsu2_eco/pages/34.html
低レベル帯(1~50Lv)でソロ可能な金策を紹介。 よそもの等との比較は無意味。よそものに飽きたら精神の安寧を求めてやるのがよい。 ゼリコポーション狩り(1~) タイニーアイランド狩り(1~) 木の枝狩り(20~) 上等な綿花狩り(20~) マンドラニンジン狩り(10~) ロウ狩り(20~) モーグ炭狩り(10~) エレキテルラボポイント集め(50~) 各種季節イベント(10~) ゼリコポーション狩り(1~) 種別 恒久需要素材集め 対応する職 全職 必要な物 目一杯空けたインベントリ あると便利な物 特になし +... アクロニア平原でプルル等を狩り、ゼリコポーションを集める。相手の体力は無いに等しい少なさなので、倒すのも簡単。 なぜゼリコポーションが売れるのかというと、飛空城維持用のマテリアルに精製できるからである。釣りなども合わせて参考に。 平原は4つあるが、中でも東アクロニア平原はクローラーが少なく効率が上がるのでおすすめ。 ただしゼリコポーションは一つ当たり5もCAPAを使うので、重量オーバーには気を付けること。 沢山集めたら買い取りゴーレムに突っ込む。値段は鯖による。 ゼリコも落ちたら拾っておくといい。ゼリコ2→ゼリコポーション1に精製できる。 タイニーアイランド狩り(1~) 種別 恒久需要素材集め 対応する職 全職 必要な物 特になし あると便利な物 倉庫ゴーレム +... タイニーアイランドの自然物を叩いて出たものを集める。同場所はよく季節イベントのマップになり、そのたび集めるものが変わる。 敵もいないのでのんびり集められる。花や石ころは用途が多い分需要も高い。イベントをこなしてる人の邪魔にはならない様に。 自分用0G買取ゴーレム(通称倉庫ゴーレム)の使い方をここで覚えてもいいかもしれない。 木の枝狩り(20~) 種別 恒久需要素材集め 対応する職 全職(ただしファーマー系は知識が邪魔になる) 必要な物 特になし あると便利な物 倉庫ゴーレム 火武器 +... 最序盤の金策に記載されているものと同じ。スノップ追分南側でひたすら小枝の木を叩いて木の枝を集める。 99%木の枝がドロップするのでそれを集めて自分で使ったり売ったり。リサイクルの仕様が変更でもされない限り安定した需要がある。 木系の自然物は水属性100なので覚えておくと役に立つかもしれない。無属性武器でも十分ではあるが。 上等な綿花狩り(20~) 種別 生産装備素材集め 対応する職 ファーマー系 必要な物 ファーイースト入国許可証 あると便利な物 倉庫ゴーレム +... 知識を持っている農家さんはこちらへ。 ファーイースト街道あるいは穀倉地帯で綿花を叩いて上等な綿→上等な布を集める。 綿花草は敵の巧妙な罠。しかしながら綿花ばっかり叩くと他の植物が湧きにくくなるので結局目に付いた植物を刈りまくることになる。 カウボーイバンダナ等に使われるのである程度の需要は見込める。リーパーフェイスやアンリーシュの神眼など競合品は多い。 木の枝やマテリアルの素材はともかく、各種生産装備品の材料は新規実装される装備の影響を多大に受けるので注意しよう。 マンドラニンジン狩り(10~) 種別 リサイクルポイント集め 対応する職 ファーマー系 必要な物 (ファーイースト入国許可証) あると便利な物 倉庫ゴーレム +... 入場からして農家限定。憑依抜けはできる。 ファーイースト街道から行けるファーマー農場(MAPの形はファーイースト街道と完全に同じ。パラレルワールド)、 あるいはファーイーストシティ内の農地で草を刈りマンドラニンジンを集める。 集めるだけ集めたら各地にあるリサイクル装置ですりつぶしてジュースもといECOメダルにする。いともたやすく行われるえげつない行為。 同時に園芸用の種を集めておくと、家具にできたりするのでハウジングが好きな人には損はない。 ロウ狩り(20~) 種別 恒久需要素材集め 対応する職 全職(特にレンジャー系・ファーマー系) 必要な物 特になし あると便利な物 倉庫ゴーレム +... 軍艦島あるいは大陸の洞窟でキラービー(レンジャー系のみ・軍艦島)・イエロープルル(軍艦島)・オーカージェリー(大陸の洞窟)を狙う。 集めたロウは絶対にワックスに精製したりしないこと。 ファーマー系は副産物でイエロープルルからバターが出る。これは年末のチョコケーキや、ホワイトソースやムニエルに使えるので価値がある。 しかしながら度重なる飛空庭入手条件緩和でロウの価値は下がる傾向にある(2016年1月現在)。 モーグ炭狩り(10~) 種別 恒久需要素材集め 対応する職 タタラベ系 必要な物 モーグ入国許可証 あると便利な物 飛空庭or倉庫ゴーレム +... 知識ドロップのモーグ炭をひたすら叩いて集める。 NPCに買い取ってもらってもいいが、やはり倉庫に押し込んでアップタウンで売った方が儲けは出る。 時給は低いので趣味と割り切るべし。自分で使う分は自分で出す、という信念の人もたまにいたりする。 ブースト帆の普及で昔と比べると随分売れにくくなっている点に注意(2016年1月現在)。 エレキテルラボポイント集め(50~) 種別 特殊ポイント集め 対応する職 全職(特に三段突き持ちのアサシン、マエストロ) 必要な物 ポーション等HPMP回復手段 クエストポイント あると便利な物 レプリカスカウトクロー +... エレキテルラボでラボポイントを集める。ポイントの交換対象はヘアカラー・セラミックホワイトがおすすめ。 ヘアカラーはゲーム内入手品ではあるが流通が少ないため買取に突っ込むよりは販売をおすすめする。 一応Lv1から可能だが、何かと必要なものが多いためある程度余裕ができてからをすすめる。 貸し出されるエレキテルは騎乗扱いのためクローの2回攻撃や三段突きが乗るので、アサシンがいるならその職でやることを推奨。 もしマエストロがいるのSAが乗るため文字通りの無双できる。 戦闘面でのステータスは反映されないため、最大MPを増やすためにMAG極にしておくと良い。 回復手段としてはフルーツジュースやマジックキャンディで問題ない。 入手までの手順 巨人討伐を2回こなし昇段試験1を受ける 天井裏の曲者を討て!を1回こなし昇段試験2を受ける 天井裏の曲者を討て!を4回こなし昇段試験3を受ける 以降天井裏の曲者を討て!をこなし続ける 手順解説 巨人討伐 探索用エレキテル・斬を使い討伐する。 ギガントR3Eは2MAP目の内周の南西か北西に湧きポイントがあるので その辺りなら効率的に狩れる。 1回の所要時間は30分程度。 地下探索昇段試験その1! 探索用エレキテル・盾を使い運搬する。 エレキテル4号は2MAP目の一番北にいる。 所要時間は3分程度。 天井裏の曲者を討て! 探索用エレキテル・砲の攻撃スキルを使って討伐する。それ以外だと逃げられるので効率がすこぶる悪い。 3MAP目の中央北部屋から1つ南へ降りた部屋の東西に固定湧きポイントがあるので、そこで狩り続ける。 家出している場合は一旦マップ全体を探して掃除すること。休憩しているとすぐ家出するので注意。 一回の所要時間は5分程度。 地下探索昇段試験その2! 探索用エレキテル・盾を使い採取する。 古びたCPUは1MAP目のマシンの残骸のドロップ。 アクティブモンスターが多く、囲まれると作業しづらいため、一度まとめてマップの反対側に捨ててくるとやりやすい。 倍ドロは乗らないので、地道に採取していくことになる。 所要時間は1時間程度。 地下探索昇段試験その3! 探索用エレキテル・斬を使い討伐する。 所要時間は5分程度。 キラーマシーンEはリンクするため囲まれないように注意。 その他 死んだ瞬間に一歩歩いてエレキテルを装備すると復活できることもある。 またマップはインスタンスダンジョンではないため、他に人がいることもある。 各種季節イベント(10~) 種別 (イベント内容により様々、基本的には素材集め→販売) 対応する職 全職 必要な物 ある程度の名声 あると便利な物 (一般的に)BP系職業、CAPAが多く増える背中装備やパートナー、ドロップふえーる、タイニーの秘伝収納術等 +... 時折開催される季節イベントに必要な物を見定めて大量に仕入れたり、イベントをこなしていいアイテムを狙う。 例として、2015年8月に開催された「ウルと4つの花とこんぺいとう」や、同年11月の「ルゥと食材の山フルコース」を挙げると、 前者は大量のこんぺいとう、後者は大量の肉が要求された。 これらのアイテムは初心者でも簡単に入手できる反面、要求数が多く慣れたユーザーほど飽きて露店で買おうとする傾向があった。 これらを集めた露店は入手の手間を省けることから重宝され、多少高値に設定してもかなりの速さで売れていた。 今後も似たようなイベントが行われることが予想されるので、その場合はこのようにアイテムを集めて売れば一財産築ける可能性がある。 もちろんいつでもやっている訳ではないので注意。時期が過ぎれば途端に値崩れするのは世の常というもの。 他の例では12月のロウゲツイベントで手に入る雪化粧の木が年中人気があったり、 2014年11月の「黒羽の矢が立つ芸術祭」では会話をするだけでレアアイテムが入っている(かもしれない)感謝BOXが貰えたりしていた。 今はどんなイベントをすればいいのか分からない場合、リングメンバーやパーティーメンバーに聞いてみるのもいい。 大事なのは「報酬がおいしい採取・収集系イベントは儲かる」事だろう。
https://w.atwiki.jp/rozenrock/pages/1329.html
折りしも1967年、初めて彼女達のアルバム "The Maidens" が発表された。 アルバムは11曲を収録し、リストはこのような順番にならんだ。 1. Break on through 2. Soul kitchen 3. The crystal ship 4. 20 century fox 5. Alabama song 6. Light my fire 7. Back Door man 8. I looked at you 9. End of the night 10. Take it as it comes 11. The End ファーストアルバムで "The End"というのも凄いものがある。例えリストの最後の位置だとしても。 アルバムは、まずそのジャケットが市井の人々の目を惹いた。 アンティーク・ドールな格好の少女たち。 真紅、水銀燈、雪華綺晶、翠星石が四人並んで映っている。 人形のようにキュートな容姿の彼女達が、町で話題となったのだ。 このとき一部の人々は、"姿だけが売りの、ただの美少女をかき集めた安っぽいバンドだ"と予想したが、アルバムの収録されたその一曲目を聞き、「ナニ!?」と彼らの脳髄を衝撃が打った。 記念すべきアルバムの一曲目は Break on though(突き抜けろ)。 現実世界を脱退したい全ての若者に呼びかける、向こう側の世界に突き抜けるんだ、とボーカルが叫び続けるアグレッシブな曲で、バンドの音楽の方向性を示した曲ともいえる。 You know The day Destroy The Night (あなたは知っているのでしょう?) Night divides the day (昼は夜を壊し、夜は昼を裂くってことを) Tried to run (逃げても、) Tried to hide (隠れても、) Break on through to the other side (nのフィールドに突き抜けなさい) Break on through to the other side (nのフィールドに突き抜けなさい) Break on through to the other side , yeah (nのフィールドに突き抜けなさい、さあ) 雪華綺晶は"その向こう側の世界"を"nのフィールド"と呼んだ。 一曲目からこんな用語が解説もなしに出てくるのだから、イカレている。 「"nのフィールド"の入り口はたくさんある。いつだってどこだって出入りできるところです。何かを映し出す鏡、誰かが万物の根源とした水の面、人の夢のなかにまである。」本人は語る。「私たちはその世界をあなたがたに紡ぐ糸車のような存在といえるのかもしれない。そこは文明の新しい辺境地帯ともいえましょう。」 Chased our plea here (言い訳だけ追い求めて) Dug our trea there (そこで宝物を見つけて) But can you still recall (けれど思い出せましょう?) Time we cried (私たちが泣いたあの時を) Break on through to the other side (nのフィールドに突き抜けなさい) Break on through to the other side (nのフィールドに突き抜けなさい) そう誘いかけてくるボーカルの、なんとエロティックに悪魔的に響くことか。 彼女の声は、まさに"the other side"へのいざないである。 Everybody loves my baby (すべてがわたしの娘を愛している) Everybody loves my baby (すべてがわたしの娘を愛している) She get (あの子は) She get (あの子は) She get (あの子は) She get (あの子は) High! (ハイになる) I found an island in your arms (あなたの腕に島国を見つけ) Country in your eyes (瞳に世界を見つめる) Arms that chain (腕は鎖のように紡ぎ) Eyes that lie (目は嘘をついている) Break on through to the other side (nのフィールドに突き抜けなさい) Break on through to the other side (nのフィールドに突き抜けなさい) Break on through, ぁあオッ! ぁぉっ。, yeah! アルバムを購入した者はジャケットから伺われた彼女達の美しく気丈な姿から、清純な曲が聴けると期待するのがほとんどだった。 しかし一曲目からボーカルがあえぎまくるや、堕落した酒場のような雰囲気を持つ Alabama Song など、はやくも彼女達のバンドに "狂気" のイメージが付き始める。 とくにアルバムのエンディングを飾る The End は、"父を殺し、母と交わる"という内容から物議をかもし出した。デビュー当時、この歌詞の意味はそのままの意味で捉われ、「母子相姦とホモセクシャルを歌う過激なバンドだ」などと評された。 しかし、このアルバムにはファーストにして本当にさまざまなタイプの曲があり、実に内容が濃い。 例えば彼女達のイメージにより立ち帰っている曲といえる、美しいバラードの"The Crystal ship(水晶の舟)"。 透き通った詩を持つこの曲は、ケルト神話を元に作られていることでも難解だが、真紅の奏でるピアノの美しい間奏や、囁くように歌う綺麗なボーカルの声など、清純な魅力満載の曲といえる。 だがなんといっても、このアルバムで聴く者を夢中にさせたのは6番目のトラック"Light my fire(ハートに火をつけて)"だった。 雪華綺晶が嫌ったノリのいいポップなラブソング。 万人向け、という要素も含んでいるが、他とは決定的に違うものがこの曲にはある。 それがこの曲の持つ、"私たちの愛は火葬と燃え上がるでしょう" という、普通のラブソングにはまずありえない口説き文句の毒である。 要するに一緒に焼死しよう、と溺れるようなメロディーで誘ってくる、危険で心中のような歌。 それが市井の人々に熱狂的に受け入れられた。 なぜこんな内容を持つ曲が人気を得てしまったのか。 実はこの毒がむしろ、当時の人々のツボを刺激してしまっていたのだ。 というのもこの時代のアメリカ、将来ベトナム戦争への兵役を兼ねて苦悩する、いわゆるヒッピー層と呼ばれる若者たちが数多くいる。 そういった若者のフラストレーションに、The Maidens の退廃的な音楽は返って甘味な毒となって応えていたのである。 元々万人向けのノリを持つ曲に、雪華綺晶が蒼い緊張感を織り交ぜ、それを真紅が積極的にオルガンでドラッギーに表現したことなどが重なって、結局成功作になったのかもしれない。 こうした人々の声に答えて、バンドは Light my fire をシングル・カットすることになる。 ところが、このときある条件がついた。 「中盤のソロ・タイムをカットしたラジオ・エディットにすること」。 そう、Light my fire は7分もある長い曲で、シングルにするには時間的に問題があったのだ。 なぜそこまで長いかというと、曲が始まってから1分から5分の間、ボーカルなしのインストゥルメンタル・ソロが長々と流れ続けるからである。 真紅達は Light my fire はそこにこそ売りがあると自負していたので、そこをカットして短いものを作れといわれた時には、 「三分版の Light my fire なんて何のための曲なのか分からなくなってしまう!」 と反対したが、そうしなければラジオ曲にもオンエアしてくれないときたもので、結局苦渋の選択の末、Light my fire は七分から三分版の短いものに編集された。 ところが思いもよらなかったことに、この三分版がまた人々に爆発的に人気がでてしまう。 あれよあれよといってるうちに、Light My fire は1967年7月29日のビルボード誌のシングル・チャートにて、全米1位を獲得するという、新人としては異例の快挙を成し遂げた。 この勢いに後押しされて、バンドは急激に人気を高める。 エレクトラ・レコード社のロス・チャイルドは調子に乗って、The Maidens のアルバムの宣伝を大々的にサンセット大通りに飾った。レコードの宣伝が大通りを飾るという事態はアーティスト界でも史上初である。 そういった宣伝も功を成してか、アルバムは100万枚売れ、ミリオン・セラーを達成してしまう。 そして、ついにバンドはTV番組に招待されるまでに至った。 "エド・サリヴァン・ショウ"である。 アメリカCBSで放送されるこれはバラエティー番組であるが、番組はそのゲストとして様々な著名人を出演させてきた。 最も有名どころなのが、1964年2月9日に番組に出演したビートルズだ。ビートルズは三週間連続にも至ってエド・サリヴァン・ショウにゲスト出演をしてきた。他にもローリング・ストーンズなど、当時のロック界のトップともいえるようなメンバーがこの番組に出演している。 その番組にアーティストとしての真紅達が招かれたということは、紛れもなくそういったバンドに彼女達が並びつつあるという、にわかには信じがたい現実を示していた。 大喜びした真紅達は、当然その演奏する曲として今もっともブレークな"Light my fire"を選ぶ。そんな仲間たちを尻目にしながら、雪華綺晶は心のなかで泣いた。 自分はあくまで詩人を目指している者であり、ポップスターな歌手というような自象は望まなかったのである。 (10)へ戻る/長編SS保管庫へ/(12)へ続く
https://w.atwiki.jp/inspirexxx/pages/126.html
INS Vs NitRaiD #zoome INS ヴァンキッシュ 13 | 13 凌音 9 | 9 六花鏡 6 | 10 [[KuRoNeCo]] 17 | 9 NitRaiD NiT_Paperman* 12 | 12 NiT_RainZ* 10 | 12 ‐Bardiche`† 10 | 11 NiT_Thx* 9 | 10 名前 コメント